理学療法学科の科目

- 集中治療室での1コマです
内部障害理学療法学 講義・実習
一般的に、理学療法は運動器を主に治療の対象としていると考えている方が多いと思います。しかし、実は循環器疾患(心臓・血管に関する病気)や呼吸器疾患(肺・気管支などの病気)、さらに代謝疾患(糖尿病など)も理学療法の対象となることを皆さんご存知でしょうか?
どのような疾患であっても、身体の動きとの関係が少なからずあります。例えば、心臓に病気を持っている方々が心臓に過大な負担をかけないように生活するにはどうしたらよいでしょうか?
私たちの呼吸を考えると、息を吸うときに「横隔膜」という筋が働き、「肋骨」も動きます。気管支喘息などの病気を持っている方々にはこうした「動き」が少なくなっていることも少なくありません。このような場合にも楽な呼吸をするためのコツはあるのでしょうか?
また、生活習慣病(糖尿病が代表的です)の改善には食事内容のチェックのほかに「運動」が重要だという話は聞いたことがある方も多いと思います。ではどのような運動が必要になるのでしょうか?
こうした疾患に対して、身体の動きの面からアプローチしていくのが内部障害(内科)系の理学療法です。上記の「?」はすべてここで学習します。具体的には、それぞれの方に適した運動(種類・量)の処方、呼吸状態の維持・改善、各疾患のリスクの管理などを中心に考えていきます。
実際の臨床では理学療法士が呼吸器管理の一端を担うこともあり、この場合には集中治療室での呼吸理学療法の施行なども行います(写真は担当の一人である白幡の集中治療室での1コマです)。
地域理学療法学・演習 高齢者理学療法学
現在、日本の社会は急速な少子高齢社会に向かっており、疾病やけがなどの原因で障がいを負った方や高齢の方への理学療法士の支援が益々、求められてきています。その「理学療法士」と言うと、病院で白いケーシー(白衣)を着て、リハビリテーション室で「1,2-1,2と・・」手足を曲げ伸ばししたり、おもりを使って筋力をつけたり、いわゆる「機能訓練」が中心と思われていることが一般的には多いようです。確かに、それは、病院などのリハビリテーションの場面で一見されますが、リハビリテーションの本来の目標は、その人の「らしさ」や「生活の質」を最終的に獲得できるように支援することであり、そのためには、「理学療法」の知識・技術とそれを最大限に生かすための視点や実践力も必要となってきます。
本科目では、座学だけではなく、校内外実習、討議などを含め、知識を実践で生かせる行動力や学生自ら考えることを重点に授業を計画しています。
地域の人々や高齢者が安心していきいきして暮らせるために・・・今、地域で活躍できる理学療法士が、求められています。
自宅で寝たきりだった高齢者を外出できるように支援しているところです。これも理学療法士の仕事です・・!
理学療法学科 カリキュラム
| 卒業要件 (124単位) |
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 |
|---|---|---|---|---|
| 総合領域 | 統計の基礎 統計社会調査法 現代社会総合講座 コンピュータリテラシー プレゼンテーション技術 |
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| 人間と文化 | 心理学概論 人間と居住 栄養と食生活 |
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| 社会と制度 | 現代社会と法 現代社会と福祉 |
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| 自然と科学 | 生命科学 リハビリテーション工学 物理学 |
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| 外国語 | 英語コミュニケーションI 専門英語I |
英語コミュニケーションII 専門英語II |
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| スポーツと健康 | 生涯スポーツI 生涯スポーツII |
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| 人体の構造と機能および心身の発達 | 人間発達学 解剖学 生理学 |
運動学 解剖学実習 生理学実習 運動学実習 |
病態運動学 | |
| 疾病と障害の成り立ちおよび回復過程の促進 | 病理学 術前・術後管理学 内科学 整形外科学 神経内科学 小児科学 精神医学 リハビリテーション医学 老年医学 臨床心理学 ターミナルケア医学 臨床検査・薬理学 救急医学 栄養学 |
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| 保健医療福祉とリハビリテーションの理念 | 医療と福祉 リハビリテーション概論 |
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| 基礎理学療法学 | 理学療法概論 | 運動生理学 神経科学の基礎 |
理学療法管理学 理学療法研究法 医療統計学 |
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| 理学療法評価学 | 理学療法評価学 理学療法評価学実習 |
高次脳機能障害学 | ||
| 理学療法治療学 | 物理療法学 物理療法学実習 基礎運動療法学 義肢装具学 義肢装具学実習 運動器障害理学療法学 運動器障害理学療法学実習 神経障害理学療法学 神経障害理学療法学実習 内部障害理学療法学 内部障害理学療法学実習 発達障害理学療法学 発達障害理学療法学実習 日常生活活動学 日常生活活動学実習 理学療法研究セミナーI 理学療法研究セミナーII 理学療法研究セミナーIII |
理学療法研究セミナーII | ||
| 地域理学療法学 | 生活環境学 | 高年齢者理学療法学 地域理学療法学 地域理学療法学実習 |
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| 臨床実習 | 見学実習 | 評価実習I | 評価実習II | 総合臨床実習I 総合臨床実習II |
| 総合 | 卒業研究 |
臨床実習について
理学療法士は医療に従事するものとして高度な専門的知識と技術を身につけることはもとより、豊かな情操と適切な倫理観と福祉の心を持つことが必要となります。本学ではこれらの知識・技術・態度を身につけるための教養科目と専門基礎科目を置き、学生の知識・理解力・思考力を深めるとともに専門科目の充実を図り、とりわけ医療の実践の場としての臨床教育に重点を置いています。
臨床実習は大学で学んだ知識と技術、原理と方法を実際の医療現場において対人医療者として実践活動する場であり、医療技術者にとって最も重要な教育課程です。多くの実習を体験しながら応用力と問題解決能力を高めることを目標とし、早期からの臨床実習を設定しています。
| 1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 |
|---|---|---|---|
| 見学実習 1週間(40時間) |
評価実習I 1週間(40時間) 実習前後の指導 |
評価実習II 2週間(80時間) 実習前後の指導 |
総合臨床実習I・II 前期8週・後期7週(計560時間) 自習前後の指導 |
| リハビリテーション医療、および作業療法の実態を見学します。 早期の実習体験により、職業意識の確立を図ることが目的です。 |
講義・実習で学んだ理学療法評価に関する検査・測定を実施します。 | 対象者の一般情報収集や評価に基づいた総合的な解釈を行い、問題点の抽出、目標設定、治療プログラムの立案までを学習します。 | 評価、治療プログラムの立案と実施、再評価、目的やプログラムの修正など、一連の理学療法過程を学習します。 |

